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Q23.相手がいうことを聞いてくれない。理解さえしてくれれば…。これってどうしたらいいの? 9/18

 

相手が言うことを聞いてくれないのは

相手の理解力が足りていないからということって、ありますよね?

 

今日はこの問題について、

耳が痛い研究結果を一つ…。

 

A23.相手の行動が変わらない(いうことを聞かない)のは、相手の理解力の問題ではない。

  相手の理解力が足りないというのは、思い込みであって、事実ではない。

 

中耳炎レベルで耳が痛い。なったことないけど。

 

相手が言うことを聞かないのは、

相手はこちらの言い分を理解したうえで、

行動していないことがほとんどだということです。

 

 

僕の場合、

  「こちらのことを理解さえしてもらえれば・・・」って

  商談の場では頻繁に思ってしまうのですが

  この考え自体がそもそも間違っていたわけです。

 

つまり、相手に行動を促す場合

相手にこちらの言い分を理解してもらうというのは

行動のための1つの要因にすぎず

実際には、感情を芽生えさせたり、環境を作る必要があります。

 

にもかかわらず、多くの人は相手の理解を非常に重く受け止める傾向があります。

相手が行動しないのは、こちらの言い分を理解していないからだと思い込み

相手のせいにしたり、理解を促すために説明を繰り返したりしてしまうわけです。

 

例えば、子どもに勉強するように説得を試みたとしましょう。

  将来のために必要だとか、子どものために言っているだとか

  一生懸命に理解してもらおうと説明しても

  なかなか勉強してくれないなんてことありませんか?

 

子どもの視点では

  将来のためになるのも理解している。

  親が自分のために言ってくれているのも理解している。

  でも、友達に遊びに誘われたり、目の前にゲームがあったら

  勉強なんて後回しになっちゃうよ。

という感じです。

 

 

そらそうだろ?と思うかもしれませんが

実際には、

「相手が行動しないのは、相手が自分の言い分を理解していないから」

という思い込みによるエラーは、いたるところで発生しています。

 

「相手が理解してくれないから・・・。」

という思考が頭に流れた際は、

「これは、思い込みによる間違いじゃないか?」

と自問してみてはいかがでしょうか?

 

 

ということで今日は以上となります。

それではまたねノシ