A22.反事実的思考とべき思考がセットになっていると
変えられない過去に囚われてしまいます。
反事実的思考とは、
一言でいうと「もし」と考える思考方法のことです。
もしAではなくBを選択したら、もっと良くなるのではないか。
みたいな感じです。
これを反事実的思考と言います。
反事実的思考は過去の失敗を乗り越えるために必要な能力です。
もしAではなくBを行っていたら、失敗せずにもっとうまくいっていたのではないか?
次はBを試してみよう。
というような感じで、過去の失敗を教訓にするためには
同じ方法を繰り返すのではなく
「もし」違う方法だったらと考え、未来の新しい方法を模索する必要があります。
しかし、この反事実的思考にべき思考が加わってしまうと
過去から学ぶどころか、変えられない過去にいつまでも囚われてしまいます。
べき思考とは、「○○すべき」という思考のことを言います。
完璧主義の人や、思考が偏っている人、白黒思考に陥っている際に使いがちな思考ですね。
学生は勉強すべきだ!
朝ごはんは食べるべきだ!
べき思考は単体でも厄介なのですが、
これが過去の失敗と引っ付いてしまうと手が付けられません。
自分の浮気が原因で大好きな恋人と別れてしまった。(事実)
もし自分が浮気をしなければ分かれずに済んだ。(反事実的思考)
あの時自分は浮気をするべきじゃなかった。(べき思考)
もし、べき思考が引っ付かずに、反事実を未来に活用出来たらどうなるでしょうか?
自分の浮気が原因で大好きな恋人と別れてしまった。(事実)
もし自分が浮気をしなければ分かれずに済んだ。(反事実的思考)
・次の恋では浮気はしないぞ!(感情論対策)
・浮気を許容してくれる人と付き合うぞ!(人間関係的対策)
・女性と二人きりになる状況に身を置かないぞ!(環境対策)
このように、反事実的思考は未来の対策に利用することができます。
(ちなみに、感情論対策はお勧めしておりません)
もし過去の失敗から抜け出せないなぁと感じた際は
べき思考に陥っていないかを思考してみてはいかがでしょうか?
ということで今日は以上となります。
それではまたねノシ
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