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Q21.選択肢が増えるとうまく決断できないのですが、これって私だけでしょうか? 7/18

 

A21.それは、選択麻痺という脳の仕組みによるものです。

 

選択麻痺には2種類あります。

 

一つ目が、選択肢が多いことで決断できなくなったり

決断の質が低下してしまうというもの。

 

僕の場合、

「カラーで資料を作れ!」みたいな仕事を任せられると

何色を使っていいかわからない!(色の選択肢が多すぎて)

みたいな状態になってしまいます。

 

その結果、

いつもと同じような配色になったり

(だいたい赤と青と太字)

色々考えすぎて、グチャグチャになってしまったりします。

 

これが一つ目の選択麻痺。

選択肢が多いこと発動する脳のエラーです。

 

対策としては、

選択肢と向き合う前に、決断のルールを決めておくことをお勧めします。

 例:資料のテーマは「青」にしよう!(だから赤系は使わない)

 例:今日の晩御飯は肉料理にしよう!(だから魚コーナーには立ち入らない)

 例:これまで年上の人と恋愛してきて失敗したから、次は年下と付き合おう。

   (だから、年上の人にアプローチされても断る!)

 

いざ、選択肢を目の前にしてしまうと、思考のエラーが起きやすいので

前もって決断のルールを決めておきましょう。

 

 

 

選択麻痺の二つ目は、

「選択肢が増えると、最初の選択肢に戻ってしまう。」という仕組みです。

 

例えば

Aという商品を買おうと思ったとします。

そのあとに商品Aよりも良い商品Bを発見しました。

あなたは、商品Bを買おうと考えを改めます。

そのあと、商品Bよりも良い商品Cに出会いました。

あれあれ?向こうにはもっと良さそうな商品Dがあります。

迷っていると、店員さんが商品Eを進めてきました。

 

というように選択肢が増えていったとき、

脳がエラー商品Aを買ってしまいます。

このエラーこそが選択麻痺です。

 

そんなことあるの!?

 

 

 

毎回起こるわけではありませんが

脳が疲れているときは起こりえます。

仕事終わりの飲み会とか・・・。

 

飲みたくもないのに、とりあえず生ビール頼んだことありませんか?

  「あなたも生ビールでいい?」みたいに聞かれて

  「ちょっとメニュー見るから待って!」

  とメニューを開いて新たな選択肢を追加していくうちに

  「(考えるのが面倒だから)1杯目は生ビールで」

みたいなアレです。

 

(ちなみに、生ビールに関しては選択麻痺以外の心理効果も発動していますが)

 

このように

選択肢がいくつも追加されていくと

追加された選択肢の方が良いものであっても

最初の選択肢を選んでしまう脳のエラーが

選択麻痺の二つ目となります。

 

 

対策としては

  ・脳が疲れているときは決断しない

    (一度寝て脳がリフレッシュしてから再考する)

  ・あらかじめ決断ルールを決めておく

などが効果的ですね。

 

ということで今日は以上です。

それではまたノシ