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Q20.やらなければと思いながら、行動ができないのですが、何かいい方法はありますか? 6/18

 

A20. 次の3つのルールを考慮することで行動しやすくなりますので

試してみてはいかがでしょう?

 

ルール1 選択肢を無くす

ルール2 曖昧さを無くす

ルール3 行動御目標を設定する(結果ではなく行動の目標)

 

ルール1 選択肢を無くす

行動の選択肢を1つになるように工夫しましょう。

 

悪い例でいうと

「勉強する。」と決めたとしましょう。

 

何の勉強をするかが明確になっていないため

数学?言語?歴史? 何の勉強したらいいの?と

選択肢が複数あることによって、脳に負荷がかかります。

 

これを、

  机に座ったら、数学の問題集を5ページをやる。

  数学の問題集を5ページやったら、英語の勉強をする。

というように、選択肢を無くしましょう。

 

ちなみに

「英語の勉強をする」も選択肢が多いですね。

ヒアリング?ライティング?リーディング?スピーキング?

どれから手を付けるか脳が迷いそうですね。

さぁ、あなたなら、どのようにして選択肢を無くしますか?

 

 

あとは、選択肢を減らすためには、物を減らしましょう。

  勉強以外のことができないよう、スマホを近くに置かないとか。

  (勉強中はリビングに置いておくなど)

 

例えば、トイレに行ったら何をしますか?

  ほとんどの人が2択ですね?大か小か。

 

  では、トイレに新聞が置いてあったらどうでしょう?

  つい手に取って読んでしまう人がいると思います。

 

 

このように、行動と余分なものがある(選択肢がある)と

脳の注意がそれるため、物を減らすことも重要です。

 

 

ルール2 曖昧さを無くす

選択肢を無くした後は、

場所や時間を使って曖昧さを減らします。

※時間は設定しない方がうまくいくタイプの方もいます。

 

 

  朝6時に勉強机に向かう。

  勉強机に向かったら、数学の問題集を5ページやる。

みたいな感じです。

 

 

人の記憶は場所に紐づいているので

最低でも場所の設定は行ってください。

 

例えば

  2020年8月8日に彼女と初めて琵琶湖花火大会を見に

  浜大津のアーカスにいったという記憶があるとします。

  (滋賀県民だと想像しやすいと思います)

 

では、

  実は初めて花火大会に行ったのは、

  2019年8月10日だったと彼女に言われたとします。(ゾッっとしますね)

さて、想像している記憶に変化はありますか?

 

無いと思います。

初めて花火大会にいった記憶は思い出せても、

そこに「いつ」という時間の概念は存在しません。

このように、記憶というのは、時間を考慮しません。

 

行動を起こすためには、

まず「行動」を思い出す必要があるため

必ず場所と行動はセットで設定し、曖昧さを無くして下さい。

 

これを行わないと、

 勉強するつもりでいたけど、すっかり忘れていた。(もう寝る前のベットの中)

 今日はもう諦めて、明日から頑張るぞ!

みたいなことが発生し、いつまでたっても行動できなかったり

せっかく頑張って何日か行動していたのに、

忘れてしまったことへの自己嫌悪から

「もう、どうでもいいや効果」が発動したりします。

 

これらを避けるためにも

必ず場所と行動、できたら時間もセットで設定し

曖昧さを無くす工夫をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

ルール3 行動目標を設定する(結果目標ではなく)

結果目標は達成できない可能性があり、

達成できなかったことによる挫折により行動が途切れる恐れがあります。

 

 

例えば、

  毎日、サッカーの練習で点を決める!

点を決めるという結果を求めると

運や周囲からの影響によっては達成できないことがあります。

 

反対に行動目標は「やりさえすれば達成できる」ために

行動が途切れるリスクを軽減することができます。

 

例えば、

  毎日、サッカーの練習でシュート練習を100本行う。

 

このように、何か始めるときは

結果目標ではなく行動目標を設定しましょう。

 

  よくある結果目標・・・資格を取得するぞ!

  行動目標へ転換・・・資格を取得するために、毎日30分、問題集をやる。

 

また多くの研究により、結果を想像するよりも

行動している自分を想像した方が達成率が高まることが示唆されています。

 

  資格を取得した姿をイメージするのではなく

  資格取得に向けて勉強している自分を想像する。

 

このように、結果よりも行動を利用してみてはいかがでしょうか?

 

 

ということで今日は以上となります。

何か始めようとか、

やらなければならない行動があるのに中々手がつけられないときは

次の3つのルールを考慮しましょう。

 

ルール1 選択肢を無くす

ルール2 曖昧さを無くす

ルール3 行動御目標を設定する(結果ではなく行動の目標)

 

それではまたねノシ