ブログを書くペースを落とそうと決めたとたんに
ブログを書くペースが上がるという
天邪鬼（あまのじゃく）な桑原です。
天邪鬼というよりも、
プレッシャーを減らす方がパフォーマンスが上がるという心理を
利用しているだけなんですけどね。
では、今日のQ&Aへ。
Q16.考えが浅いと言われるのですが、どうしたらいいでしょうか？
A16. 4分割法を使うだけで解決できます。
4分割法とはクリティカルシンキングの手法の１つです。
（クリティカルシンキングは、いろんな視点から物事を考える能力）
考えが浅いというワードは
ようするに「その考えは自分でもお思いつく」と言われているだけ。
従って、相手が思いつかないような考えをぶつければ
考えが浅いとか言われなくてすみます。
いやいや、それが難しいんですよね。
しかし、実は結構簡単にできる方法があります。
それこそが4分割法！
4分割方とは、物事を4つにわけで考える思考法のことです。
実際に一緒に考えてもらうほうがわかりやすいと思うので、
例題ベースでやっていきましょう。
例：化粧品を使うと肌がきれいになると思う？
あなたはこの質問にどう答えますか？
まず、本当に肌がきれいになるかどうかを考えた場合、
検討しなければいけないものはなんでしょうか？
Ａ．化粧品を使って、肌がきれいになった人
Ｂ．化粧品を使って、肌がきれいにならなかった人
AとBは、多くの人が思いつきます。
しかし、考えが浅いと言われる人は、AorBの回答をしてしまっています。
（多くの人が思いつく ≒ 相手も思いつく浅い知識）
回答例はこんな感じ。
「化粧品を使ったら肌がきれいになると思います。
なぜなら、自分も使って、肌がきれいになったからです」（A）
「化粧品を使っても肌は奇麗にならないと思います。
なぜなら、自分が使ってもあまり効果を感じなかったからです」（B)
あまり、深そうに感じないですよね？
このような思考法を2分割法（AとB）と言います。
では、4分割法とはどういうものか？
Ａ．化粧品を使って、肌がきれいになった人
Ｂ．化粧品を使って、肌がきれいにならなかった人
Ｃ．化粧品を使っていないが、肌がきれいな人
Ｄ．化粧品を使っていないし、肌がきれいじゃない人
このように、4分割法では「ない」ものに照準を当てて（ＣとＤ）考えます。
多くの人が、ＣとＤを考えずにＡとＢのみで思考がストップしてしまいます。
なぜなら、「化粧品を使うと肌がきれいになると思う？」という質問には
「化粧品を使う」ということが前提の文章になっているからです。
しかし、実際に化粧品の効果を測定するためには
「使っていない」人のデータも必要になります。
ここがポイント
「ない」に目を向けられる人が少ないがゆえに
そこを回答できれば、考えが深いと思ってもらえる。
先ほどの例だと
「化粧品を使ったら肌がきれいになると思います。
自分も使って、肌がきれいになったからです。（Ａ）
でも、自分の母は化粧品を使っていないにもかかわらず
僕よりも肌がきれいです。（Ｃ）
従って、効果があるとは言い切れませんが、
自分はあると思うっているので使っています。」
「化粧品を使っても肌は奇麗にならないと思います。
自分が使ってもあまり効果を感じなかったからです。（Ｂ）
自分の母は肌あまりきれいではなく
化粧品も使っておりません。（Ｄ）
従って、効果がないとは言い切れませんが
使っても使わなくても同じだと思います。」
いかがでしょうか？
少し深みが出たのではないでしょうか？
（少なくても考えが浅いとは言われないでしょう。）
4分割法を使って
ＡＢとＣＤをセットにして回答をすると
たいした事を言っていなくても、それっぽく聞こえるのでオススメです。
一度試してみてはどうでしょう。
ちなみに
ＣまたはＤだけで回答した場合、
「そういうこと聞いたわけじゃない」という反応をされるので注意して下さい。
先ほどの例だと
「自分の母は化粧品を使っていないにもかかわらず
僕よりも肌がきれいなので、化粧品は不要だと思います。」（Ｃ）
「自分の母は肌あまりきれいではなく
化粧品も使っておりませんので、ちょっとわからないです。」（Ｄ）
Ｄが論外なのは伝わると思います。なんの検証もできておりませんので。
Ｃは偏屈に思われます。
理由は、「使ったら」という前提の質問に対して回答ができていないからです。
（そんなこと聞いているわけじゃねぇよ。になります）
従って、4分割法のＡＢとＣＤを組み合わせてお使いください。
それだけで、「ちょっと深く考えられるヤツ」感がでます。
ということで今日は以上となります。
ではまたノシ
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