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Q12.ミスが多いと言われたのですが、対策はありますか?  1/16

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あけましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

今年も引き続きQ&Aブログをやっていきたいと思います。

他にもブログでやってみたいことが実はあるんですが、

あれもこれもできるほどスペックが高くないので

まずは今のブログが継続できるようになったらチャレンジします。

 

 

Q12.ミスが多いと言われたのですが、対策はありますか?

 

A12.ミスしたときの鉄則は「許して、忘れない」です。

 

ミスが多い人の特徴は2つ

1.自分に厳しい(ミスが多い人は、表向きは自分に厳しい人が多いというデータがあります)

2.失敗したことを活かせない

 

もう少し詳しくみていきましょう。

 

まず、前半の「許して」の部分は

セルフコンパッションというスキルになります。

 

セルフコンパッションとは

自分を許す能力のことを言います。

 

失敗したときは、自己否定を行うのではなく

ミスした現実を受け入れて、

ミスした自分に対して暖かい言葉をかける必要があります。

 

良く自分に厳しくしなければいけないと言われますが、

セルフコンパッションは真逆のスキルです。

 

自分に厳しく、つまり自己否定してしまう次のようなデメリットが発生します。

 A.ミスしたことを受け入れられなくなる

 B.現実逃避や責任逃れを行ってしまう

 C.完璧主義の罠にはまる

 D.純粋にメンタルに良くない

 

例えば失恋したとしましょう。

自己否定してしまうと

 ・失恋したことを受け入れられずにいつまでも引きづってしまう。(A)

 ・元パートナーへの態度を変えられない。(B)

 ・失恋の原因を相手に押し付ける。(B)

 ・次こそは完璧なパートナーを見つけようと思い、次の一歩を踏み出せなくなる(C)

 ・失恋の傷が癒えない。(D)

 

さて、ここで一度想像してもらいたいことが

「あなたの親友が失恋して傷ついています。

 親友は失恋したことに対し、自己否定に陥っています。

 あなたは親友になんと声をかけますか?」

 

僕みたいな、かなりヤバイやつでない限りは

親友に優しい声を掛けると思います。

 

 

にもかかわらず、

人は、自分が失敗したときには、自分に対して優しい言葉をかけずに

自己否定してしまったり、

自己否定から逃れるために現実逃避や

失敗を認めないという行動をとってしまうわけです。

 

これでは、今回の失敗を活かせません。

従って、セルフコンパッションを使い、

自分に優しい言葉をかけて、失敗した自分を許してあげる必要があるわけです。

 

 

そんなことしたら自分に甘くなるんじゃないの?

そう思ったかたは、その通り。

 

自分の失敗を受け入れ、許し、次の一歩を踏み出したとしても

失敗を忘れてしまっては同じことを繰り返してしまいます。

これでは周りからは自分に甘いだけの人に見えてしまいます。

 

従って、失敗したことを忘れないことが必要になります。

 

 

さぁ、前回のブログを読んで頂いている方ならピンときたのではないでしょうか?

「忘れない」って人間の本質を否定しているので

絶対失敗する戦略じゃないか?

 

その通り。

人間の脳には忘れるという機能が備わっているので「忘れない」は無理。

従って、

 ・思い出すきっかけを作ったり(チェックリストなど)

 ・同じ失敗ができない環境を作ったり(環境調整)

 ・失敗していない人と一緒に作業したり(同調圧力)

忘れないための工夫が必要となります。

 

 

まとめると

「失敗は許して、忘れない」

まずは失敗した自分に暖かく接し、失敗を受け入れて前を向けるよう準備を行います。

次に、忘れないための対策を実施しましょう。

もちろん、対策が最初から完璧に機能するとは限らないので

すぐにミスが無くなるわけではありませんが、

失敗するたびに違う対策を試していけば、確実にミスは減ります。

 

 

ちなみに

上司が部下の失敗への態度を想像してもらえると効果が実感できると思います。

(失敗した部下になったつもりで想像してみてください)

 

NGパターンの上司

失敗した部下に対して、

部下へ失敗を責めた上で「もう失敗するなよ!」と

仕事をした気持ちで満足している上司。

 

「失敗は許して、忘れない」パターンの上司

失敗した部下に対して、

「失敗なんて誰でもやる。完璧な人間なんていないよ」と部下を許したうえで

「次は失敗しないように、○○を試してみようか」みたいに具体策を出してくれる上司。

 

さぁ、あなたはどちらの上司と仕事がしたいですか?

また、自分失敗に対してNGパターンで接していませんか?

 

ということで今日は以上となります。

長くなったので、新年の目標の立て方については、次回やります。

 

それではまたねノシ