最近、モチベーションが上がらない桑原です。
所詮モチベーションなんて行動の結果でしかないので
自分にムチを打って行動量を徐々に増やしております。
ドMじゃないので、ちょっと辛い。
さて、今日は自己中心性について。
今日はサラっとご紹介したいと思います。
せっかくなので、実際の研究に参加したつもりでお読みください。
これからあなたに2つの質問を行いますので、
良ければ回答を考えながらおすすみください。
まずは一つ目。
自分が訴えられて、裁判で勝ったとします。
自分の裁判費用は訴えた相手が負担すべきだと思いますか?
いかがでしょうか?答えは出ましたか?
ちなみに僕の回答は、相手が負担すべき!となりました。
あなたの回答はどうですか?
実際の研究では85%の人が、相手が負担すべきだと回答しました。
理由として多かったのは、
敗訴した側だけが負担する方針をとれば、
言いがかりなど、取るに足らない訴訟を抑えられるからとのこと。
では、二つ目の質問にいきましょう。
自分が訴えて、裁判で負けたとします。
相手の裁判費用を自分が負担すべきだと思いますか?
いかがでしょうか?
研究では44%の人が、自分が負担すべきと回答しました。
これっておかしくないですか?
ちなみに自分が負担すべきじゃないと答えた54%の人の理由が
判決はどちらにも転ぶ可能性があるので
一方だけがすべての費用を負担するのは公正だとは言えず
裁判による正義の追及ができなくなるとのこと。
もうお気づきだと思いますが
最初の質問と2つ目の質問は同じ内容を聞いています。
「裁判で負けた方が、裁判費用を全て負担すべきだと思いますか?」
しかし、
訴えられて勝った「視点」と
訴えて負けた「視点」を採用しただけで
85%だった回答が44%にまで減少してしまったわけです。
この「視点」こそ自己中心性を引き起こすトリガーとなり
視点を中心に人は物事を考えてしまうために
視点中心(自己中心)の罠に陥ってしまうわけです。
なお、研究者曰く
85%、44%というのは、あくまでラボ研究(思考実験)であり
実際の紛争当事者に同じ調査を行った場合、
今回の研究の回答者よりもはるかに偏った回答をすると示唆しています。
(失恋をイメージして辛さを想像するより、失恋している人のほうが辛いのと同じ)
2つの質問に対して、あなたの答えはどうでしたか?
また面白い研究があったら紹介したいと思います。
それでは、またノシ
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