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昇格に関する皮肉な法則を知っていますか?

家の近所で猿が連日目撃されており

子どもが大はしゃぎで困っている桑原です。

猿は結構危険なのですが、

息子はジョージの影響で安全だと勘違いしている?

 

さて、今日のテーマは「昇格」になります。

あなたはピーターの法則ってご存じでしょうか?

 

ピーターの法則とは

「すべての人は昇格や昇進を重ね、おのおの無能なレベルに達する」

という皮肉的な法則のことをピーターの法則といいます。

昇格して無能になるってどういうこと?!

 

階層的組織では

仕事をうまくこなす人間には、その報いとして昇格が与えられるが

その新しい仕事には今までよりも複雑な課題や難しい課題が伴う場合が多い。

するとどうなるか?

 

従業員が昇格を重ねた末に

仕事がうまくこなせない地位に達したら

出世の道はそこで行き止まりとなり

あとは退職するまでその身分のままとなります。

なんかヤバそうな雰囲気ですよね?

 

最終的には組織全体が仕事をうまくこなせない人間で埋め尽くされる。

これがピーターの法則です。

 

ちなみに

スペインの哲学者ホセ・オルテガ・イ・ガセットも同じ見解を述べいて

「出世が頭打ちになったら、一つ下の地位に降格するべきだ。

 なぜなら能力の及ばない地位まで昇格しているからだ。」とのこと。

厳しいと思いますか?

 

実際にアメリカ軍やイギリス軍では

この方法を使ったことによって、激しい議論になったそう。

では、他に解決策はないのでしょうか?

 

組織が停滞するのを受け入れるか

容赦ない厳しさの方法をとるか

2者択一ではなく、中間にあたる方法はないのだろうか?

 

あります。

答えは加法的増加・乗法的減少アルゴリズム。

 

長くなるのでアルゴリズムの説明は今回は行いませんが

どんなアルゴリズムか知りたい方は

書籍 アルゴリズム思考術 に詳しく解説されていますので

一度読んでみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに

アルゴリズムを使わない個人的な解決策としては2つ。

①階層を最上段まで登る

②自分の特徴を活かせる役職を、自ら作る

どちらも大企業だと難しいかな?

つくづく私は大企業には向かない性格だと実感しております。

 

それでは、またノシ