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新入社員が続かないのは、求人の出し方に問題がある!?

土曜日に子どもと川遊びに出かけたところ

工事により川が無くなっていて

愕然とした桑原です。

 

 

さて、今日のテーマは

「新入社員が続かないのは、なぜ?」について

ちょっと変わった角度から考察したいと思います。

 

職場環境、人間関係など問題視されますが、

そんなよく言われることは今日は扱いません。

 

 

今日扱う離職理由は、

「求人募集に関する、会社の自己顕示」です。

 

ワシントン大学の研究によると

自ら自己紹介(自社紹介)を行った場合、

自己紹介ではなく自己顕示または自己卑下になるという結果が出ております。

 ・自己顕示…自分をよく見せようとしすぎるあまり、信用や魅力が低下する

 

 ・自己卑下…自分をうまくアピールできずに、無能感や印象が悪くなる

 

 

自己顕示的でも自己卑下的でも、会社の印象は下がってしまいます。

つまり、自社で求人を出したら、うまく会社のことを紹介できないってことですね。

 

ただし、

自己顕示については、例外的なメリットがあります。

それは、短期的関係を構築するには、自己顕示は効果的なのです。

(長期的関係を構築する場合は逆効果になります。)

 

例えば、異性にアピールをする場合でも

短期的な関係を求めている場合は、自信満々に見せるほうが効果的です。

(女遊びがしたいチャラい男性は「俺すげぇだろ?」の自己顕示が効果的)

反対に、長期的にお付き合いしたい場合は、自己顕示は逆効果になってしまいます。

(「すごい人かと思ったけど、知れば知るほど薄っぺらい…。」みたいになります。泣)

 

これが企業の募集にも当てはまってしまいます。

 

企業は人員を確保したいがゆえに

ついついて自己PRをしすぎてしまい、自己顕示的な求人を出してしまします。

その結果、新入社員は

「あれ?もっといい会社と思っていないのに、聞いてた話と違う。」と

錯覚してしまうわけです。

 

しかし、これはあくまでも錯覚です。

 

企業は自己顕示をしたいわけでもなければ嘘をついているわけではなく

単純にアピールしすぎて誇張してしまっていたり、

ネガティブな要素を(意図せず)伝えられていなかいだけだったり

 

また、新入社員も仕事を決めたいという前向きな思いから

企業のいい部分ばかりに注目してしまった結果、

自分が働くうえで都合が悪い情報は、

脳がシャットアウトしてしまったりします。(認知的不協和)

 

 

このように

自己顕示的な求人募集は、新入社員の早期離職に繋がってしまいます。

 

 

では、自己顕示的な求人募集をしないために企業ができることはないのでしょうか?

 

その答えが「他己紹介」となります。

さきほどの研究では、

もっとも自己紹介がうまくいったパターンも紹介してくれています。

 

1つ目の方法が(一番効果的な方法)、自分の紹介を第三者にお願いするということです。

2つ目の方法が、他己紹介文で自己紹介を行うという方法です。

(「僕の友達がいうには、僕は優しい性格をしているそうです。」みたいな感じです。)

 

つまり、自社の紹介やPRを、自社で行うこと自体に無理があるわけです。

求人募集についても、求人のプロに依頼してみてはいかがでしょうか?

 

 

ちなみに1つ目の方法で求人募集を行いたい場合、

弊社にご依頼いただければ、対応可能です。

一度、お問い合わせください。コチラ

 

 

今週、台風来るみたいだけど大丈夫かな…