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一生懸命説明しても伝わらないことってありませんか?

 

帰宅後、3歳の子どもに遊ぼうと誘ったら

「今スマホ(タブレット)してるから無理」と言われた桑原です。

3歳でタブレットを使いこなす息子を見て

将来どんな大人になるんだろうと、

未知の可能性にワクワクしている親ばかですが何か?

 

 

今日はわかりやすい説明のテクニックをご紹介します・。

「課題素材効果」はご存じでしょうか?

「科学的思考」のレッスン

 

題材素材効果とは

現実に起こりうる具体的な事例を使うと

上手に説明できるようになるという効果のことを言います。

 

 

例えば

「発エルゴン反応」という

生物学の知識を説明してみましょう。

  発エルゴン反応とは、

  異化反応により、秩序だった反応物が、

  より小さくて乱雑に分布する産物に分解され際に

  自由エネルギーを放出する反応のこと。

  ※大学生物学の教科書

 

はい。ややこしい。全く理解できない。

 

これを題材素材効果を使うと次のようになります。

  仲のいいカップルがいるとします。

  今までは恋愛エネルギーが2人の中に留まっています。

  このカップルが破局したら、恋愛エネルギーはどうなるでしょうか?

  また新たなパートナーを探すために外に放出されます。

  自由な恋愛エネルギーが放出されるわけです。

 

  これを、分子という小さいスケールで行うことを

  発エルゴン反応といいます。

 

みたいな感じです。

どうですか?わかりやすくなりましたか?

恋愛と破局という現実に起こりうる具体的な事例を使うことで

分かりやすさが増したわけです。

 

注意点は、課題素材効果を使うと、正確性が低下する可能性があります。

しかし、まずは「完璧でなくてもおおよそ理解できている」という状態になってから

少しずつ正確な情報を追加していくほうが、効率的でかつ効果的です。

 

題材素材効果、一度試してみてはいかがでしょう。