· 

仕事の会話スキルを上昇するにはどうしたらいいの? 2/13

 

前回からスタートしたQ&Qブログを今日もやってみましょう。

まだ2日目ですが、ブログ連続掲載が続いております。

ちなみに、過去最高記録が2日なので

明日もブログを書けたら、最高記録達成です。

 

では、今日もやっていきましょう。

 

Q4.仕事の会話スキルを上昇するにはどうしたらいいの?

 

A4.ハーバードビジネススクールの研究によると

 会話のフレームワークを使えば、簡単に解決できるとのことです。

 

 そのフレームワークというのが

 【結論】→【内容】→【補足説明】→【結論】

 え?起承転結じゃないの?と思われるかもしれません。

 

 起承転結(または起承結)は、

 物語としては優秀なのですがビジネス向きではありません。

 

 理由は、認知ストレスにあります。

 起承転結の話は、「結論はどうなるんだろう?」と考えながら

 起承転の部分の話を脳が記憶しつつ話を聞かなければなりません。

 この時、脳にはすごく負荷がかかります。

 

 「映画を見ているときに横から話しかけられるのが嫌だ」みたいな経験ありませんか?

 これは、すでに映画(起承転結)に対して脳はリソース使っていっぱいいっぱいなのに

 話しかけられることによって、脳に追加の負荷がかかることを嫌がっているため発生します。

 

 じゃぁ映画って脳にめちゃくちゃ負荷がかかるんじゃないの?

 実はその通り。

 

 人は「負荷からの解放」による差を楽しみます。

 「自ら望んだ」負荷であり、なおかつ、負荷からの解放が期待できる場合は

 娯楽として楽しめるわけです。

 映画のエンディング(結)が良かった場合、

 「映画見て疲れた(脳は疲れている)けど、すごい楽しかった」みたいな経験ありませんか?

 

 では、ビジネス会話で起承転結を使うとどうなるでしょう?

 普段からよほど話が面白く、オチ(結)がきっちりしている方でないと

 相手の脳にとっては、ただただ負荷がかかった苦痛の体験として残ります。

 

 「その話のオチは?」とか「結局何が言いたいの?」など言われた経験がある方は

 起承転結で話をしている可能性が高いですね。

 

 では、どうしたらいいのか?

 面白いオチとか考えられないよ!っていう人は必見。

 それが【結論】→【内容】→【補足説明】→【結論】という構成になります。

 

 なぜ効果があるのか?

 結論からスタートすることにより、

 相手は「何の話をされるのか」が明確になります。

 つまり「会話の地図と目的地」を渡されたような状態になります。

 

 その後、内容、補足説明と進むことで

 目的地へのルートを確認するかのように話を聞けるわけです。

 

 起承転結が目的地も知らさられず「聞きながら考えなければならない」のに対し

 【結論】→【内容】→【補足説明】→【結論】は

 「どのように結論に向かうのかを確認する」だけで良くなります。

 その結果、聞き手の脳への負担は少なくて済みます。

 

 例えば、

 「男の子が放課後、体育館裏に可愛い女の子を呼び出して会話している」シーンを想像してみましょう。

 

 起承転結のパターン

 【起】あなたに初めて会ったときに、素敵な人だと思いました。

 【承】出会ってから、一緒に海に出かけたり、みんなでBBQとかも行ってすごく楽しかった。

 【転】楽しい気持ちの中心には、いつもあなたたの存在があることに気づきました。

 【結】人を楽しい気持ちにさせられるあなたのパワーを高めるために

    この60万円のツボを買いませんか?

 

 どうですか?

 結論を聞くまで、告白だと思いませんでしたか?

 

 【結論】→【内容】→【補足説明】→【結論】のパターン

 【結論】この60万円のツボ買いませんか?

 【内容】このツボは、他者を楽しませるパワーを高めることができます。

 【補足】一緒に海に出かけたり、みんなでBBQに行ったとき、

     あなたは僕をすごく楽しい気持ちにさせてくれました。

 【結論】そんなあなたの他者を楽しませるパワーをもっと高めるために

     この60万円のツボを買いませんか?

 

 起承転結の場合、

 結論を聞くまで告白されるのではないかと想像して(脳に負荷をかけて)話を聞かなければなりません。

 また、出会ったときの印象や出かけた時の話なども、記憶にとどめておく必要があります。

 (もし「さっさと好きって言えよ!」みたいに結論をせかした日には

  「いや、ツボ買ってほしいんだけど?」みたいに恥ずかしい思いをするリスクも残ります。)

 

 ちなみに、映画や話が上手な人の特徴は

  ・起承転の部分が面白い

  ・または、結の部分で「好意的で予想を裏切る」話をする

  ・もしくは、その両方

   (起承転の部分が面白くて、結の部分で予想外なラストだった映画は最高でしょ?)

 まぁ、僕にはそんなスキルがまだないので、今は無理です。

 

 【結論】→【内容】→【補足説明】→【結論】の場合、

 最初にツボの話を出されているので、

 まずは「真剣に聴くべき話」か否かを判断できます。

 そのうえで、追加で話される内容は、すべて結論に対する理由として紐づけられるため

 脳は理解が容易となります。(負荷が少ない)

 

 理解が容易で、理由がどんどんプラスされていった後に、

 再度結論を提示されることで、その考えに「賛成するか否か」の判断が容易になります。

 (起承転結の場合は、結論を聞いた後に、

  前の話を思い出して、再考してから決断しなければなりません。)

 

 ちなみにツボの話をしましたが、告白だったとしても同じです。

 

 起承転結のパターン

 【起】あなたに初めて会ったときに、素敵な人だと思いました。

 【承】出会ってから、一緒に海に出かけたり、みんなでBBQとかも行ってすごく楽しかった。

 【転】楽しい気持ちの中心には、いつもあなたたの存在があることに気づき、

    そんなあなたを好きになりました。

 【結】だから僕と付き合ってください。

 

 結論を聞いた後に、

 「なぜ私を好きになってくれたんだろう?」と記憶をたどる必要があります。

 そのうえで、判断しなければならなくなります。

 (告白して相手が返事を出来ずに黙ってしまうのは、

  起承転結パターンで告白しているために、判断までに時間がかかっている可能性があります)

 

 【結論】→【内容】→【補足説明】→【結論】のパターン

 【結論】あなたが好きです。僕と付き合ってください。

 【内容】最近、楽しい気持ちを感じることが多く

     そんな楽しい気持ちの中心には、いつもあなたたの存在があることに気づきました。

 【補足】例えば、一緒に海に出かけたり、みんなでBBQに行ったとき、

     あなたがいるだけで、僕はすごく楽しい気持ちになれます。

 【結論】そんなあなたを好きになりました。僕と付き合ってください。

 

 聞き手は、告白の答えを考えながら

 相手が好きになってくれた理由(判断材料)を与えられ

 最後の結論で、賛否の判断ができるため、回答が容易になります。

 

このようにビジネス会話が苦手だなぁという方は、

相手の脳に負荷がかからないような会話をする工夫をしてみてはいかがでしょうか?

相手からの印象が

「話が回りくどくて面倒くさいやつ」から

「簡潔でわかりやすい」に変わるのでオススメです。

 

と、いうことで今日はハーバードビジネススクールの研究から

ビジネス会話が上達する会話のフレームワークをご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

 

【結論】→【内容】→【補足説明】→【結論】 

 

僕もいつも使っている(使うよう努力中)スキルですが

かなり効果を実感しているのでオススメです。

 

次回は、次の2つの質問をまとめたいと思います。

Q5.会話のスピードが遅いと言われたのですが、対策はありますか?

Q6.子どもにご褒美をあげるときのコツとかありませんか?

 

 本当は今日やるつもりでしたが、

がっつり間に合いませんでした…。

 

それではまたねノシ