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所有欲求の知識で遊んでみた 1/9

 

所有欲求へのマーケティングを今の仕事に活かすには? 1/9

 

前回までは所有欲求を使って

自分をマーケティングすることで

出世にも役立ちますよ?みたいな話をしました。

いかがだったでしょうか?

 

今日は所有欲求シリーズの最後として

今の仕事に活かすにはどうしたらいいか?

 

が、

所有欲求へのマーケティングって

実はいろんなところで実施されていて

普通に考えても面白くないです。

 

例えば

期間限定サービス!

今だけ○○をプレゼント!

○○代行サービス!

などなど

 

ということで、

所有欲求とこれまでの学習した知識を掛け合わせて

考えていきたいと思います。

 

 

1.「所有欲求」×「未来視点」

未来視点とは、自分の視点を未来に飛ばし

未来から、「過去である今」を観察するスキルとなります。

これを行うとどうなるのか?

 

衝動や感情によって

つい短期的な利益をベースに判断をしてしまうことを防ぎ

長期的な視野で判断を行えるようになります。

ちょっとわかりにくいですね?

 

学校の勉強など、やらなければならないことに対して

「面倒くさいなぁ・・・」とか思ったことありませんか?

僕もやってしまう先延ばしですね。

 

そんな時は、

「10年後の自分だったら今の自分にどうアドバイスをするか?」

と、考えることで、先延ばしを抑制できたりします。

 

一度視点を未来に飛ばしたことで、

「面倒くさいから、やらないほうが良い。」(短期的な判断)

から

「今やることで、長期的に成長できる。」(長期的な判断)

に思考を切り替えることができます。

 

これを未来視点と言います。

 

では、この未来視点と保有欲求をどのように組み合わせるのか?

例えば、求人募集で活用するなら次のような感じはどうでしょう?

 

(初任給が少ない求人)

この仕事に就いたあなたの年収は350万円になります。

あなたは1年で仕事を覚えました。2年目の年収は400万円。

3年間仕事を続けあなたは、役職に就き年収が500万円に。

5年働いた時点で、仕事も難なくこなし、部下からも慕われ、年収600万円に到達。

なお、応募締め切りが明後日なので、

今応募下さると「履歴書無し」で面接致しますが、いかがでしょうか?

 

 

1年後、3年後、5年後と視点を未来へ移動させ、

収入がUPしたところへ視点を飛ばします。

これによって、短期的な視点(初任給などの条件)から

長期的な視点(5年後の年収)に視点を切り替えます。

※初任給は低く設定されていることが多いので。

 

そのうえで、応募の締め切りを明後日までに限定することで、

応募する「権利」に対して保有欲求を発動させます。

また、履歴書を作る必要が無いという、「時間」の保有欲求にも訴えています。

(履歴書つくるのって時間もかかるし面倒くさいでしょ?)

 

 

2.「所有欲求」×「進捗」

進捗とは、

ざっくりいうと、前に進んでいる感覚を求める欲求です。

詳細については、過去のマーケティングシリーズで行ったので割愛します。

では、組み合わせて求人に活用すると、どうなるのか?

 

(経理事務の求人)

あなたは自動車免許以外に、どんな資格をお持ちですか?

あなたがこの仕事に就くと、経理事務未経験でも日商簿記2級の資格を取得できます。

経理事務は実務経験が求められるため、未経験でも応募できる求人は少なく、

正直、「経理事務の実務経験」×「日商簿記2級」を持ち合わせている人材は希少です。

希少は価値です。あなたの価値を高めませんか?

 

※資格が取れる(進捗)、自分の市場価値が高まる(進捗)

※未経験でも応募できる数少ない求人へ応募するチャンス(権利に対する保有欲求)

 

3.「所有欲求」×「自己コントロール欲求」

自己コントロールとは、意思決定をしたいという欲求のこと。

 

もともと勉強する気だったけど、

親から「勉強しろ!」って言われたとたんやる気を失った・・・

みたいな経験ありませんか?

 

これは、「勉強する」という意思決定が

もともと自分一人の意思決定だったものが、

親の一言(指示・命令)によって

「自分と親」の意思決定だと脳が認識してしまいます。

これにより、意思決定が浸食され、モチベーションが下がってしまうわけです。

 

このように、自分で決定したいという欲求を

自己コントロール欲求といいます。

では、求人に活かすにはどうしたらいいでしょうか?

 

(責任者・管理職の求人)

弊社では3年~5年に1名、責任者を募集しております。

求めている人材は、

「現状、上司からの理不尽な指示や命令を受けている方」のみとなります。

なぜなら、痛みを知る人間だけが、

部下に思いやりを向けられると考えているからです。

 

3年~5年に一度、責任者を募集するのはこのためです。

あなたのように痛みを知る方を責任者として置いていることから

弊社は、社内の上下関係は良好です。

その結果、痛みを知る人材が不足してしまうために、募集しています。

あなたは、仕事の意思決定を押し付けられていませんか?

 

 

こんなかんじでしょうか?

 

 

ということで

今日は所有欲求を今の仕事に活かすならどうするのか?

ということで求人への活用についてまとめてみました。

いかがだったでしょうか?

 

次回は、帰属意識に対するマーケティングに進みたいと思います。

従って、所有欲求は今日で終了となります。

長かったですね?

もう少しコンパクトにまとめられるよう工夫します。

 

それではまたねノシ