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(後編)所有欲求へのアプローチを再学習してみたら、自分の知識が失われていることに気づいた… 1/8

 

④人間関係にマーケティングするってなんだ?

長かった所有欲求シリーズもこれが最後となります。

これまでお付き合い、ありがとうございました。

 

「上司が持っている人間関係の所有欲求にアプローチすることで

出世ができるようになる」

文章だけ見たら、意味不明ですね。

では、「人脈は宝だ」と言われたらどうでしょうか?

 

よく聞くフレーズですね。

実際に多くの研究により、人脈が多い方が

成功・生涯収入・出世などのキャリアに有利であることが証明されています。

人脈とは守るべき財産であることは今のところ間違いなさそうです。

だからどうした?

 

つまり、出世するためには、次の2つが必要になります。

 ・あなたの人脈を増やす

 ・上司の人脈を守る(所有欲求へのマーケティング)

内向的ボッチ族の僕としては、みるだけで無理難題です…

 

しかし、実は簡単な方法でこの2つを満たしつつ

上司からの評価も爆上がりする

一石三鳥の方法があったらどうですか?

 

と、いうことで今日はここまでとなります。

それではまた次回ノシ

 

 

冗談冗談。

 

その方法とは

「上司の代わりに、メールや電話などの対応を引き受ける」

たった、これだけでOKです。

本当にこれだけで効果があるのか?

 

 

理由その① 人脈の維持には手間と時間がかかる

 

好感度の有効期限ってご存じですか?

 

あなたが好きな人とデートに行ったとしましょう。

やった!デートがうまくいって、相手からの好感度が上がりました!

この好感度UPの効果はいつまで続くのでしょうか?

10年?僕なら記憶にも残っていないかも。

 

好感度がUPし、その後、何の接点もない場合

好感度の有効期限は平均14日となります。

14日間は好感度UPの効果が続きますが

15日目以降徐々に効果は低下しいていきます。

 

上司が仕事上で付き合う(付き合わなければいけない)人脈には

定期的に連絡をとらなければいけないのですが

最低14日に1回となると、手間がかかり、全てに手が回りません。

 

これが一つ目の理由、

人脈の維持には手間と時間がかかる

 

 

理由その② タスク時間の予想を誤認する

 

仕事ができる人は、自分がどのタスクにどれぐらい時間がかかるかを

把握しています。(把握できている気でいます)

 

「AさんとBさんにメールを返さないといけない。

それぞれ5分かかるとして、余裕をもって15分時間を確保したら問題ない。」

さて、この時間予測にある問題点はなんでしょうか?

 

これが、タスク時間を把握できている気でいますと言った理由です。

仕事ができる人は、タスク時間を予想するときに、

自分の行動(アクション)でタスクを管理しています。

 

しかし、

人間関係に対するタスクは

相手の行動(リアクション)も考慮しなければいけません。

 

(アクション)

「AさんとBさんにメールを返さないといけない。

それぞれ5分かかるとして、余裕をもって15分時間を確保したら問題ない。」

(リアクション)

「Aさんは了承の返事のみ予想される。

 Bさんは、追加で質問がくる可能性があるため、返信に5分かかる」

という感じです。

 

しかし、リアクションを完全に予想することはできません。

※ジョセフ・ジョースター(ジョジョ)ならできるかもしれませんが。

 

その結果、人間関係のタスクは

もともと予定していた時間を超えてしまうことが多々発生します。

あなたも同じような経験はありませんか?

社長にお茶出ししたら、(有難い)世間話をされて、

1時間ぐらい時間が溶けた。みたいな…。

 

このように

いくら仕事ができる上司とは言え、

アクションの予想はできてもリアクションまで把握したうえで

予定は立てられません。

 

そんなタスクをあなたが代わりに実践してあげたとしたら?

 

 

理由 その③ 人間関係のタスクは脳の負荷が大きい

 

これは、上司の思考力を守る保有欲求へのアプローチになりますが、

人間の脳は不確実性を嫌います。(不確実=危険 と判断するため)

また、自分の計画を邪魔されることも嫌います。(コントロール感が低下するため)

 

先ほどもお伝えした通り

リアクションを予想しきれないがゆえに

人間関係のタスクは、不確実性と計画の邪魔、2つを満たしてしまいます。

 

この2つを満たしている人間関係に関するタスクを

上司の代わりにあなたが実践したら、

上司はあなたのことをどのように評価するでしょうか?

 

 

以上3つの理由により

「上司の代わりに、メールや電話などの対応を引き受ける」ことで

上司の人脈を守る(所有欲求へのマーケティング)へアプローチできます。

(プラス上司の思考力を守ることにも繋がる)

あとは、あなたの人脈が増えるか否か。

 

最初はメール文をあなたが作成し

上司がそれをチェックした後

上司のアカウントからメールを送ることになるかもしれません。

 

仮にそのような場合であっても、

上司の人脈に対する情報が手に入ります。

そして、上司の所有欲求へマーケティングし、

上司からの評価を得ているあなたは

どこかのタイミングで上司の人脈を紹介してもらえます。

 

あなたは自分の大事にしている人

例えば子どものために

自分が大事にしている人、自分を大事にしてくれた人を

紹介したくなりませんか?

 

問題は、多くの人が、

「上司から大事な人脈を紹介された時点」で

ほとんど事前情報がない状態から人間関係の構築を試みます。

 

上司から聞いた話。程度の情報しか持っていない方がほとんど。

付け焼刃で、会社のHPやフェイスブックなどに目を通すぐらい。

しかし、このような付け焼刃は、誰もがやっているため、すぐにボロが出ます。

でも、あなたは違いますよね?

 

上司の代わりに人間関係のタスクを実践しているあなたは

他の人が知りえない情報を持った状態からスタートします。

 

ゲームでいうと、次の2つぐらい差があります。

A.説明書を読んでゲームをプレイする

B.ゲームをクリアした人の横で

実際のプレイを見たり、手伝ったりした状態でゲームをプレイする

さぁ、どちらが簡単ですか?

 

このように

「上司の代わりに、メールや電話などの対応を引き受ける」だけで

 ・上司の人脈を守る(所有欲求へのマーケティング)ことが出来る

 ・上司からの評価も上がる

 ・あなたの人脈も増える

と、一石三鳥になります。

 

出世したい人は、一度試してみてはいかがでしょうか?

 

 

と、いうことで所有欲求へのマーケティングについて

自分の元々ある知識(出世の方法、脳の仕組みなど)と紐づけることで、

記憶の定着を試みました。

(これで僕にとって、少しは忘れにくい知識になったと思います。)

 

あとは実践でどのように活用するかを次回で勉強し、

記憶がより定着するように補強したいと思います。

 

 

それではまたノシ